いざない

何でもかんでも「ガチンコ」にこだわる人が多すぎるような気がする。というか、本来ガチンコでないものにガチンコの概念を取り込もうとしている人があまりにも多いと思う。


代表的な例が「プロレスはヤラセだから嫌だ」

そもそも、プロレスは「ガチンコではないことを前提に」作られているエンターテインメントなんだから、その前提を今更変化させる訳がないでしょう。

「ガチンコの方が魅せられる」みたいな感覚がわからないんだよなぁ。K-1よりプロレスの方が見所は絶対に多いはずなんだ。見所を故意に作り出しているのだから。

そもそも、漫才やコントでは「嘘の共有」を前提に見ているくせに、スポーツにその共有を許さない。「スポーツ=ガチ」が前提になっているのが嫌。

「スポーツは真剣にやるもの・ガチでやるもの」という認識なんだろうけど。それを言うなら、漫才師・コント師だって「真剣に・ガチにウソを演じている」のだから一緒のはず。

日本人って、変な所が本当に真面目なんだよな。これこそ「空気読めてない」状態だと思う。「ガチンコ=真剣勝負」であって、「真剣勝負=作りこみなし」っていう概念自体が間違っているんだよ。

「真剣に演じる」こともガチンコと呼べる!!!

だから、プロレスもお笑いと一緒だと思う。「レスラー対レスラー」の勝負ではなく、「レスラー対観客」の勝負。

大喜利も一緒。即興性が面白い訳ではないと思う。事前にお題貰って、どのタイミングでどの回答をするかを事前に考える。その中で、実際に演じている最中のハプニングにいかに対応していくか。特に、大喜利なんてお笑いなんだからさ、漫才やコントと同じフィールドでしょう。トーク番組だって、さんま御殿だって、事前にアンケートとって進めていくんだぞ!!

「結局、面白ければなんでもいいじゃん」がエンターテインメントの本質なんだ。

あれだ、「スポーツや大喜利はヤラセはいけない」っていう偏見を持っている人達が、子供達に「偏見を持ってはいけません」みたいなことを言っていたりする現状がおかしい。

要するに、その場の空気は読もうとするんだけど、その歴史や背景までは知ろうとしないんだよな。勉強しないんだ。勉強しないから、身内だけで身勝手なローカルルール作っちゃって、そのルールの中で空気読む。

そういう人達が、「オタク文化=気持ち悪い」だとか思ってたりするんだよな。「オタクの中には清潔感の無い人」はいるかもしれないけど、オタク文化自体は気持ち悪くない。

BLとか百合物とかを「オタク」だけで片付けて欲しくない。(BLに腐女子がはまるのって、要するに「恋愛対象として見ている男子同士の恋愛」に興味がわく。そんで、女の子は女性観では性に対してオープンだから、セックス描写が多かったりするんだろうな。百合が性描写が少なく内面重視で描いているのはその反対)

また、「そういう偏見を持っていない」っていう人こそ、BLや百合の漫画やアニメを「興味ない」で見なかったりするんだ。知ろうとしないんだよな。


だから見ろ!と。現在放送されている「ささめきこと」というアニメを見ろ!と。それか、今度DVDが発売される「青い花」というアニメを見ろ!と。


…なんだ、この結論。2時間弱書き続けてこれかよ…。それなら、卒論のテーマそろそろ決める時間あっただろ…。

う〜ん。「知識や造詣の深さは、人間としての懐の深さに通じる」と思う。説得力上がるし。

ほら、サッカーでもセルジオ越後の解説や杉山茂樹金子達仁のコラムって全然ダメじゃん。金田喜稔名波浩の解説や後藤健生のコラムって面白いじゃん。そういうことです。

結論!!


「知識を身につけたり背景を知れば、大抵のことには面白みを見つけるんだよ!!」


とりあえず、中高の勉強も大学受験レベルまで高めれば面白い。これ確約。僕の場合は、それで文系科目に強い面白みを感じたので文系に進んだ。特に日本史と現代文・古文ね。

ただ、僕は数学が出来たので文系数学選択でしたけど。(文系数学って、1番楽な暗記科目だから)そして、大学で勉強していることは福祉関係ですけど。