本のキロク

奥田英朗「ガール」を読む。20代前半は「女の子」として見られる。20代後半は「女」としても見られ始める。30代は「女」としてしか見られなくなる。この小説は、「『女』として生きていかなければならない女性の決意表明」を様々な視点で描いている作品だと思った。奥田さんの本は初めて読んだのですが、面白かった。短編が面白い作家さんは、総じて長編も面白いので、これからちょこちょこ読もうと思います。

MOON3巻を読む。エロし。いやらしさは全然無いのだが、とにかくエロスに満ち溢れている。隙間から垂れ流されてしまっている天然なエロス。堂本剛阿部真央的なエロス。開け放つと椎名林檎になる。毎回書いている気がするけど、曽田さんが早熟の天才を描くのが上手い。